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20代必見!「将来の自分」が分かる? 30代・40代の金銭感覚|ビンカンステーション

これまで20代の“今”にスポットライトをあててきた「若者のアンテナ」。今回は30・40代の金銭感覚を調査し、20代のデータと徹底比較!将来の自分をイメージしたり、身近な先輩・上司に重ねてみたりしながら、結果をお楽しみくださいね。

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は、2017年1月17日~19日の3日間、30歳~49歳の男女を対象に「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2017」をインターネットリサーチで実施しました。下記は1,000名の有効サンプルの集計結果です。

ライフステージの移り変わりとお財布事情の変化

  • 未婚者のお小遣いは平均3.9万円、子どものいない既婚者は3.6万円、子どものいる既婚者は2.4万円
  • 若いうちは貯蓄しやすい?20代~30代で貯蓄額が上昇傾向、40代からは伸び悩み
    年齢別の貯蓄平均額推移 20代前半28万円、20代後半72万円、30代前半95万円、30代後半154万円
  • 年代別の“よそ行き財布”比較 大人な男性が初デートで用意する金額とは?
    20代男性は2.8万円、30代・40代男性は3.2万円、でも頑張り具合は20代男性が1番?
  • キャッシュレス化は20代よりも40代で進行中 40代では8割が「電子マネーを普段使い」

30代・40代に毎月自由に使えるお金はいくらあるか聞いたところ、全体の平均額は31,895円、未婚者は39,122円、子どものいない既婚者は36,204円、子どものいる既婚者は24,083円となりました。お小遣いよりも子育て資金や教育資金の捻出・積み立てを優先するためか、未婚者よりも既婚者の自由資金は少なくなりました。
同様の質問を行った20代の調査結果(※1)も利用し、毎月自由に使えるお金の平均額を年代別に比較したところ、20代は30,422円、30代は30,896円、40代は32,895円となり、一見して、特段の違いはみられませんでした。しかし、未婚者と既婚者にわけて年代別にみると、未婚者では20代32,997円、30代38,292円、40代40,293円となり、既婚者では20代19,376円、30代24,230円、40代29,151円となりました。未既婚別では年代が上がるにつれて自由に使えるお金が多くなる傾向と、同年代では既婚者より未婚者で自由に使えるお金が多い傾向がみられました。年代が上がるにつれ余裕資金が増える一方で、結婚後は自由に使えるお金が少なくなる傾向にあることがわかりました。

※1:SMBCコンシューマーファイナンス「20代の金銭感覚についての意識調査2016」より
以下、20代の調査結果は同調査より引用しています。

毎月自由に使えるお金の平均額(数値入力回答より算出)

※20代の調査結果は、同様の設問で聴取した「20代の金銭感覚についての意識調査2016」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)より引用

30代・40代全回答者(1,000名)に、現在貯蓄できているお金はいくらあるか聞いたところ、貯蓄できていないとする「0万円」が25.4%と、およそ4人に1人の割合でみられ、「1万円~50万円以下」(28.3%)と合計すると、半数以上(53.7%)の人が貯蓄額50万円以下であることがわかりました。一方で、「400万円超~500万円以下」(5.4%)、「500万円超~1千万円以下」(6.6%)、「1千万円超」(6.6%)といった回答も少なくなく、貯蓄額が300万円を超えている人は合計で20.4%とおよそ5人に1人の割合となりました。ライフステージが多様化する30代・40代では、貯蓄ができている人とできていない人との間で大きな格差が生じているようです。

Q.現在貯蓄できているお金はいくらあるか?(数値入力回答:__万円)

次に、貯蓄額の調整平均を年齢別(5歳区切り)に比較すると、20代前半~30代後半までは貯蓄額の上昇傾向が続きますが(20代前半28万円→20代後半72万円→30代前半95万円→30代後半154万円)、30代後半以降は横ばいとなりました(30代後半154万円→40代前半147万円→40代後半154万円)。貯蓄がしっかりとできた方は、20代から30代にかけて、貯蓄に励んでいたのではないでしょうか。

※2:当該設問では、上位数%のデータにみられた極端な値(貯蓄額が数千万円・数億円など)の影響を除外するために、10%調整平均(上位と下位からそれぞれ10%のデータを除外して算出した相加平均)を利用しました。

Q.現在貯蓄できているお金はいくらあるか?(数値入力回答:__万円)

※極端な値の影響を除外するため、10%調整平均を使用(グラフのn数表示は上下10%のデータを除外する前のサンプルサイズを表示)

※20代の調査結果は、同様の設問で聴取した「20代の金銭感覚についての意識調査2016」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)より引用

では、お財布の中身は、年齢に伴ってどのように変化していくのでしょうか。財布の中身の平均額を年代別に比較すると、「普段の財布の中身」は、20代で9,634円、30代で13,105円、40代で15,157円となりました。また、どこまで所持金が減ったら不安になるかで回答を募った「少なすぎて不安な財布の中身」については、20代で2,473円、30代で3,458円、40代で4,259円となり、どちらも年代が上がるにつれて金額が高くなりました。毎月自由に使える金額自体は年代別では大差がなかったものの、年齢に見合った現金を所持しておきたいと考える方が多いのではないでしょうか。
また、気になる異性との初デートの所持金を想定して回答を募った「よそいきの財布の中身」について、男性の年代別に注目すると、20代男性は27,736円、30代男性は31,632円、40代男性は31,976円となり、20代男性と30代・40代男性の間でおよそ4千円の差がみられました。30代・40代の男性は、初デートに臨む際、20代のときよりも多めの金額を準備しておかないと安心できない傾向にあるようです。さらに、「よそいきの財布の中身」と「普段の財布の中身」の差額に注目すると、20代男性が最も大きくなりました(よそいき27,736円-普段10,461円=差額17,275円)。初デートのときの頑張り具合は、20代男性が一番なのかもしれません。

財布の中身の平均額(数値入力回答より算出)

※よそいきの財布の中身・・・気になる異性と初デートするとき、安心できる所持金から算出
普段の財布の中身・・・普段(平日)、財布にいれている金額から算出
少なすぎて不安な財布の中身・・・手持ちが少なくて不安になる金額から算出

※20代の調査結果は、同様の設問で聴取した「20代の金銭感覚についての意識調査2016」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)より引用

続いて、“第二のお財布”とも考えられる、電子マネーの利用状況についての質問も行いました。『電子マネーを普段使いしている』割合を年代別にみると、20代では73.9%、30代では76.6%、40代では79.8%となり、年代が上がるにつれて電子マネーを普段使いしている割合が高くなりました。電子マネーの利用は20代よりも40代で進んでいるようです。

Q.現金以外の支払い方法として、普段使いしている電子マネーは何種類あるか?(数値入力回答:__種類)

※20代の調査結果は、同様の設問で聴取した「20代の金銭感覚についての意識調査2016」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)より引用

金銭感覚のズレ

  • 「同世代との金銭感覚のズレを感じることが20代の頃より増えた」30代・40代の7割強
  • 夫婦で過ごすハレの日は豪勢に!結婚記念日の食事やプレゼントで使う予算は平均1.6万円
  • 部下・後輩へのおごり許容範囲は?2千円のおごりなら半数以上が「抵抗を感じない」、5千円なら4人に1人
  • 部下・後輩へ3千円のおごり 男性の5割半は許容範囲、女性は4割弱

ライフステージの変化に富んだ30代・40代では、周囲との金銭感覚のズレを感じることも多くなるのではないでしょうか。そこで、全回答者(1,000名)に、同世代との“金銭感覚のズレ”を実感することが20代の頃と比べて増えたか聞いたところ、「増えた」が73.3%となりました。やはり、30代・40代になると、周囲との金銭感覚のズレを実感することが多くなるようです。
家族形成状況別に、「増えた」割合を比較すると、未婚者は67.9%、子どものいない既婚者は68.3%、子どものいる既婚者は79.7%となりました。子どもの誕生をきっかけに自身の金銭感覚が変化する方が多いのか、子どものいる既婚者は同世代との金銭感覚のズレを実感している割合が高くなりました。
ライフステージの変化が金銭感覚に与える影響は大きく、20代の頃の金銭感覚は、30代・40代になるにつれ変わっていく傾向にあることが分かります。

同世代との“金銭感覚のズレ”を実感することが20代の頃と比べて増えた割合(複数回答結果より算出)

次に、30代・40代は夫婦で過ごす“ハレの日”にはどの程度のお金をかけているのでしょうか。既婚者(595名)に、結婚記念日のお祝い(食事やプレゼント)をしているか聞いたところ、「お祝いをしている」が全体で68.4%、30代では74.9%、40代では63.3%となりました。多くの夫婦が結婚記念日のお祝いを楽しんでいるようです。では、夫婦の結婚記念日のお祝いには、どのくらいのお金を費やしているのでしょうか。結婚記念日のお祝いをしている既婚者(407名)に、どのくらいの金額を使っているか聞いたところ、「1万円以上~2万円未満」(34.2%)に回答が集中し、平均額は15,890円となりました。男女別に平均額をみると、男性は20,313円、女性は11,267円となりました。結婚記念日などの夫婦の“ハレの日”には、男性のほうが予算を投じている傾向にあるようです。

結婚記念日のお祝い(食事やプレゼント)をしている割合(数値入力形式より算出)
Q.結婚記念日のお祝い(食事やプレゼント)にどのくらいの金額を使っているか(数値入力形式:__円)

一方、20代に恋人へ特別な日にプレゼント(例:クリスマスプレゼント)を贈るときに、奮発して贈ることができるのはいくら相当のプレゼントかを聞いたところ、「1万円以上~2万円未満」に3割弱(28.2%)の回答が集中し、平均額は全体で20,768円、男性では23,823円、女性では17,713円となりました。
30代・40代の夫婦のお祝い予算よりも、20代の恋人へのプレゼント予算が高いことが分かります。結婚後は、物よりも“特別な時間”を過ごすことが大事なのではないでしょうか。

Q.恋人へ特別な日にプレゼント(例:クリスマスプレゼント)を贈るときに、奮発して贈ることができるのはいくら相当のプレゼントか?(数値入力回答:__円)

※20代の調査結果は、「20代の金銭感覚についての意識調査2016」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)より引用

次に、30・40代は部下や後輩へおごってあげるときは、いくらくらいまでが許容範囲となるのでしょうか。全回答者(1,000名)に、部下や後輩におごってあげるときに抵抗を感じない金額を聞いたところ、2,000円のおごりでは「抵抗を感じない」が61.1%で、「抵抗を感じる」(38.9%)より高く、3,000円では46.8%、5,000円では23.8%が「抵抗を感じない」となりました。2,000円までのおごりなら半数以上が、5,000円のおごりではおよそ4人に1人が抵抗を感じずにおごることができると感じていることがわかりました。男女別にみると、1,000円のおごりで「抵抗を感じない」割合は男性で90.2%、女性で89.4%と、特段の差がみられませんでしたが、2,000円のおごりで「抵抗を感じない」割合は男性で66.2%となり、女性(56.0%)よりも10.2ポイント高く、3,000円のおごりでは男性が56.0%で女性(37.6%)よりも18.4ポイント高くなるなど、男女間で意識差がみられました。女性のおごりは1,000円程度のランチやカフェ、男性のおごりは3,000円程度の“ちょっと一杯”までを許容範囲と考えているのではないでしょうか。夫婦間の合意なく、後輩に3,000円程度のおごりを繰り返している男性は、妻から金銭感覚のズレを指摘されてしまうかもしれません。

Q.部下や後輩におごってあげるときに抵抗を感じない金額は?(数値入力回答より算出)
部下や後輩におごってあげるときに「抵抗を感じない」割合(数値入力回答より算出)

一方、20代に“おごり”や“プレゼント”の金額についての感覚はどうでしょうか。全回答者(1,000名)に対し、<職場の上司から>おごってもらうときに抵抗を感じない金額を聞いたところ、3,000円のおごりでは「抵抗を感じない」方が60.7%ですが、4,000円のおごりでは「抵抗を感じる」方が58.9%で、「抵抗を感じない」方(41.1%)よりも多くなりました。目上の人からのおごりでも4,000円のおごりに対しては、抵抗を感じる方が多数派となるようです。30・40代で20代の部下におごってあげたい方は、奮発しておごってあげるよりも、3,000円以下に抑えておごってあげるほうが、余計な気を遣せることなく、20代から喜ばれるかもしれません。

Q.おごってもらうときに抵抗を感じない金額は?(数値入力回答より算出) <職場の上司から>

※20代の調査結果は、「20代の金銭感覚についての意識調査2016」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)より引用

消費意識と消費の矛先

  • 30代・40代はメリハリ消費 「最安値をチェックする」9割弱も、「かけるべきものにはお金を惜しまない」7割半
  • ブランド志向の30代・40代「高くても品質が信頼できる品を選ぶことが多い」7割半、20代は“エシカル志向”
  • 30代・40代の積極消費先は「家族との交流」「暮らしの質の向上」「趣味の追求」
  • 新年度から積極的にしたいこと 子どものいない既婚者は「家族との交流」、子どものいる既婚者は「子育て」
    未婚者は「趣味の追求」のほか、「株式・債券投資」にも興味あり
  • プレミアムフライデーで消費は増える?「周囲で始まったら積極消費する」が7割
  • 残業ナシになったら「家族と交流したい」

30代・40代はお金の使い方について、どのような価値観を持っているのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、お金の使い方に関する意識について、どの程度同意するか聞いたところ、<購入検討する際、同じ商品群・サービスの中で“最安値”のものは必ずチェックする>では、『そう思う』(「非常に」+「やや」)が87.5%となりました。30代・40代のほとんどの方は、欲しい商品群の最安値を把握してから購入検討を始めているようです。
また、<“お金をかけるべきもの”は何かを考え、その分野ではお金を惜しまない>では『そう思う』が76.5%となりました。お金をかけるべきものか、そうでないかを吟味し、お金をかけるべきだと判断したら安さを追求しない、“メリハリ消費”と言えそうな消費意識を持っている方が多いことがわかりました。
さらに、<多少高くても、品質が信頼できる品(国産メーカー品や知人のおすすめなど)を選ぶことが多い>では『そう思う』が74.8%となりました。安さを求めてノンブランドの商品に挑戦するよりも、多少高くても信頼のおける品を選ぶといった、“ブランド(信頼)志向”に基づいた消費活動を行っている30代・40代が多いようです。

Q.お金の使い方に関する意識について、どの程度同意するか? (各単一回答)

お金の使い方に関する意識を年代別に比較すると、「最安値チェック意識」は20代が9割台(90.8%)で最も高いものの、30代(87.8%)や40代(87.2%)でも8割台後半の高い割合を示していることがわかります。最安値のチェックは20代などの若い層に限らず、今や多くの人が当たり前のように行っている消費行動のようです。
一方、「背伸び消費意識」は20代で65.7%、30代で55.2%、40代で51.4%と、年代が上がるにつれて意識が薄れる傾向にあることがわかりました。また、「エシカル消費意識」は20代で47.2%と、30代(41.6%)や40代(42.6%)よりも高くなりました。30代や40代も決して少ない割合ではありませんが、社会のためになる活動をしている企業の商品・サービスを選びたいと考える、エシカル(倫理的)な消費スタイルを志向する方は、20代で特に多いことがわかりました。

お金の使い方に関する意識(単一回答結果より算出)

※20代の調査結果は、同様の設問で聴取した「20代の金銭感覚についての意識調査2016」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)より引用

最安値を把握しながらも、お金をかけるべきだと判断したら安さを追求しない“メリハリ消費”を行う30代・40代が多いことがわかりましたが、どのような対象にお金をかけたいと考えているのでしょうか。全回答者(1,000名)に、これから始まる新年度(4月からの1年間)、積極的にお金を費やしたいことを聞いたところ、「家族との交流(親孝行・家族サービスなど)」が23.9%で最も多く、次いで「暮らしの質の向上(食費や家具や家電など)」が21.7%、「趣味を追求する(良い道具を揃えるなど)」が21.3%、「子どもとの交流や子どもの教育」が20.4%、「思い出に残る体験(ライブイベントや旅行など)」が19.0%で続きました。
これらの積極消費先を家族形成状況別にみると、未婚者は「趣味を追求する」が28.4%で最多、子どものいない既婚者は「家族との交流」が31.7%で最多、子どものいる既婚者では「子どもとの交流や子どもの教育」が42.6%で最多となりました。ライフステージの移り変わりにあわせて、趣味→家族→子どもと、積極消費する対象に変化がみられました。そのほか、未婚者では「株式・債券投資」(10位、13.1%)が上位にランクインしました。30代・40代の未婚者は資産運用にも積極的な姿勢でいるようです。

Q. 新年度(4月からの1年間)、積極的にお金を費やしたいことは?(複数回答)
Q.新年度(4月からの1年間)、積極的にお金を費やしたいことは?(複数回答)

一方、20代の消費の矛先はどこに向かっているのでしょうか。全回答者(1,000名)に対し、2017年に積極的にお金を費やしたいことについても聞いたところ「家族との交流」(32.0%)、「スキルアップ(勉強や習い事など)」(29.8%)、「ダイエット・健康管理」(17.4%)などは、2016年のお金を費やしたことよりも高い割合となりました。男女別に積極的にお金を費やしたいことをみると、男性は「スキルアップ」(32.6%)や「副業・副収入への挑戦」(23.4%)、「新たな趣味を探す」(23.4%)が2016年の積極的にお金を費やしたことより10ポイント前後高くなり、女性は「家族との交流」(40.4%)や「ダイエット・健康管理」(26.0%)、「スキルアップ」(27.0%)が2016年の積極的にお金を費やしたことより10ポイント前後高くなりました。スキルアップは男女ともに、男性はそのほかに副業や新たな趣味、女性は家族との交流やダイエットに積極的に消費しようと考えていることがわかりました。

Q.今年(2016年)、積極的にお金を費やしたことは?また、来年(2017年)、積極的にお金を費やしたいことは?(各複数回答)
※今年(2016年)、積極的にお金を費やしたこと:男性の上位10位までを表示
※今年(2016年)、積極的にお金を費やしたこと:女性の上位10位までを表示

※20代の調査結果は、同様の設問で聴取した「20代の金銭感覚についての意識調査2016」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)より引用

月末の金曜日は午後3時を目処に仕事を終えるプレミアムフライデーなど、“働き方改革”についての取り組みが話題となっています。プレミアムフライデーは消費喚起としての効果も期待されていますが、働き方改革が進んだら、30代・40代の消費意欲向上に繋がるのでしょうか。全回答者(1,000名)に、周囲(自身や友人・家族・恋人/配偶者の職場)で<プレミアムフライデー>が始まったら、今より積極的に消費したいか聞いたところ、「積極的に消費したい」が69.2%となりました。プレミアムフライデーに取り組む組織が一般的になれば、30代・40代の7割は消費意欲が向上するようです。家族形成状況別に「積極的に消費したい」割合をみると、子どものいる既婚者は72.4%で未婚者(66.2%)や子どものいない既婚者(67.6%)よりも高くなりました。プレミアムフライデーで早く帰れたら、子どもとの時間を充実させるために積極的に消費したいと考えている子育て世代が多いのではないでしょうか。そのほかの“働き方改革”についても同様に聞いたところ、周囲で<残業禁止>が始まったら「積極的に消費したい」は61.3%、周囲で<バカンス(連続2~5週間程度の長期休暇)の取得>が始まったら「積極的に消費したい」は77.0%となりました。プレミアムフライデーの導入や残業時間の削減も消費喚起効果が高そうですが、長期連続休暇の制度が導入された場合、積極的に消費をしようと考える方が特に多いことがわかりました。

プレミアムフライデーが始まったら、今より積極的に消費したくなる割合(複数回答結果より算出)

では、働き方改革で20代の志向する生活に近づいた場合、時間やお金の使い方はどのように変わるのでしょうか。ここでは、長時間労働がなくなった場合の生活の変化について、質問を行いました。全回答者(1,000名)に、もしも残業することがなくなったら、今よりもっと積極的にしたいことは何か聞いたところ、「趣味の充実」が63.2%で最も高く、次いで、「家事・炊事」が30.7%、「習い事・スキルアップ」が27.2%、「スポーツ・運動」が24.0%、「恋愛・結婚(恋活・婚活)」が20.3%で続きました。若年層の節約志向を指して“消費離れ”と揶揄する向きもありますが、時間的な余裕ができた場合、趣味や習い事、スポーツや恋愛などに積極的に取り組みたいと考えている方が多いため、20代の消費活動が今よりも活発になりそうです。
男女・婚姻状況別にみると、「恋愛・結婚(恋活・婚活)」では、未婚男性が20.6%、未婚女性が25.6%となっています。残業がなくなれば、結婚に向けて、恋活や婚活に積極的に取り組みたい未婚男女は少なくないようです。また、「育児・子どもの教育」では既婚男性が42.0%、「子作り・妊活」では既婚女性が16.4%となりました。残業がなくなれば、育児に積極的に参加する“イクメン”が増え、働きながらも妊活に積極的に取り組む女性が増えそうです。長時間労働の是正は、少子化対策の有効な一手となる可能性がうかがえました。

Q.もしも残業することがなくなったら、今よりもっと積極的にしたいことは何か?(複数回答)

※20代の調査結果は、「20代のオフの過ごし方に関する調査2016」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)より引用

ライフイベントと収入

  • 結婚や子育てに意欲的なのは30代・40代よりも20代
  • もし年収が同じなら若年層ほど自動車購入に前向き 「年収400万円なら車が欲しい」20代は5割、40代は4割
  • 年収400万円で自宅購入を考える?「年収400万円なら自宅が欲しい」20代は2割、40代は1割半

ライフイベントに対する姿勢は、年代によって傾向に違いはみられるのでしょうか。1世帯当たりの所得金額の中央値は427万円と発表(※3)されているため、これを“一般的な世帯年収の目安”として、年収400万円で結婚や出産・子育てに前向きになれる割合を確認していくことにします。

※3:厚生労働省「平成27年 国民生活基礎調査の概況」より

まず、年収400万円で<結婚>をしようと思える割合を年代別にみると、20代では48.8%、30代では46.6%、40代では42.6%となり、年代が上がるほど結婚をしようと思える割合が低くなることがわかりました。昨今、未婚率の増加による少子化が懸念されていますが、一般的な世帯年収が確保できる場合では、若い年代ほど結婚に対して前向きな姿勢を持っていることがわかりました。
男女・年代別にみると、男性は全体の傾向とは異なり、若い年代ほど年収400万円で結婚をしようと思える割合が低く、20代男性で40.0%、30代男性で44.0%、40代男性で47.2%となっています。女性では年収400万円で結婚をしようと思える割合は若い年代ほど高く、20代女性で57.6%、30代女性で49.2%、40代女性で38.0%となりました。20代の男性は同年代の女性と比べて収入面のハードルを高く設定しがちな傾向にあるようです。
同様に、年収400万円で<出産・子育て(1人)>をしようと思える割合、<出産・子育て(2人)>をしようと思える割合を年代別に確認すると、いずれも若い年代の方が高く、<出産・子育て(1人)>では20代で37.8%、30代で37.2%、40代で33.0%となり、<出産・子育て(2人)>では20代で23.4%、30代で21.2%、40代で19.0%となりました。年代が上がるほど、出産・子育ての収入面のハードルを高く想定しがちな傾向にあるようです。

お金の使い方に関する意識[2014年〜2016年](単一回答より算出)

※20代の調査結果は、同様の設問で聴取した「20代の金銭感覚についての意識調査2016」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)より引用

また、同様に質問を行った、<自家用車>と<自宅>の所有(購入)についても、年収400万円でしようと思える割合を年代別に確認したところ、<自家用車>では20代で50.7%、30代で44.4%、40代で41.4%となり、<自宅>では20代で20.4%、30代で18.8%、40代で15.2%と、こちらも若い年代ほど購入に前向きな割合が高くなりました。“若者の自動車離れ”などと、若い世代の消費意欲が低いことを指摘する風潮がありますが、収入面の条件を揃えた場合、より自家用車や自宅の購入に前向きなのは若い世代であることがわかりました。

世帯年収が400万円になった場合、所有(購入)しようと思う方の割合(単一回答より算出)

※20代の調査結果は、同様の設問で聴取した「20代の金銭感覚についての意識調査2016」(SMBCコンシューマーファイナンス調べ)より引用

いかがでしたか。今回ご紹介した“金銭感覚”には、一人ひとりのライフスタイルが反映されていると言えます。20代の皆さんにとって、30・40代は「まだまだ先」かもしれません。けれども、将来のことをイメージしながら毎日を過ごすことは大切です。自分がどんな30・40代になりたいのか、考えるきっかけにしてみてください。