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1998年10月28日

各位

プロミス株式会社

業界初!クライアント・サーバーシステム『NOA』稼動

プロミス ニュースリリース
 プロミス株式会社では、この度、新コンピュータシステム『NOA』を稼働致しましたので、お知らせ致します。
 尚、『NOA』導入により、2000年問題についても、当社の基幹システムである「営業系システム」に関しては、この10月に完了しています。

・NOA=etwork・pen・gility(=俊敏)の略

1.『NOA』の特徴

 新システム『NOA』の最大の特徴は、従来の「ホスト/端末」型のシステムに替り、「ホスト/サーバー/端末」型のシステム(クライアント・サーバーシステム)を導入した点です。
 従来のシステムでは、ホストコンピュータがすべての処理を行っていたため、それに伴う負荷がホストに集中していました。 今回のシステムではサーバーにも各種の業務処理を割り振ることで、処理の特性や負荷にあったハードウエアを選択できるため、迅速かつ柔軟なソフトウエアの開発が行え、顧客満足度の向上や業務の効率化、情報セキュリティの向上等が可能になります。


2.『NOA』導入の目的

 当社では従来より、全国11の支社が地域特性に合わせた営業展開を立案し、実行していく「支社の企業化」を推進していますが、『NOA』導入の目的は、この「支社の企業化」をシステム面で支援することにあります。
 例えば、ホストと端末の間の「業務支援サーバー」を用いることにより、地域特性や顧客ニーズに合わせた支社独自の新商品の開発が可能になります。 また、「ワークフローサーバー」を導入することにより、金融業界では初となる支店業務における”決裁手順の電子化”を実現しました。

3.稼働日

   平成10年10月16日(金)

4.開発期間、費用

   ・開発期間:3年半

   ・開発費用:115億円

5.『NOA』の主な新機能

(1).決裁手順の電子化(ワークフローの採用)=金融界初
支店における業務手順がコンピュータシステムの中で標準化され、ナビゲーションに従って手順を進めるだけで、その業務を行うことができるので、業務の漏れがなくなり、且つ、端末を使って回覧することで、遠隔地での決裁も可能となります。
(2).地図情報システムの採用による店舗案内
地図データ上に店舗や近隣の情報をマッピングし、画面で参照することができ、お客様の現在位置を把握した上で、柔軟な店舗検索や誘導が可能。
(3).コンピュータ帳票や印刷書式の画面化によるレスペーパーの実現
従来の印刷書式やコンピュータ帳票を電子化。印刷、出力の手間を省き、紙資源の節約と共に、書類の保管スペースを削減する等、業務の効率化を図ります。
(4).全社員のユーザー認証と証跡管理のシステム化によるセキュリティ強化
ユーザーIDとパスワードを入力する方式を基幹システム全体に導入。更に、ユーザーIDを使って、処理に関する監査証跡をシステムに残すようにしました。
(5).顧客対応情報・相談情報・属性変更などの履歴を情報化
従来の紙ベースの情報に代わり、システムで入力・参照する仕組みを導入。必要な時に、過去の応対情報や相談情報を瞬時に画面表示することにより、お客様への迅速な応対をサポート。

ご参考
                   『NOA』概念図

以  上

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