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2009年4月17日

各位

プロミス株式会社

平成21年3月期業績予想及び配当予想の修正、
ならびに株主優待制度の廃止に関するお知らせ

当社は、平成20年11月6日に発表いたしました業績予想ならびに配当予想を、下記のとおり修正いたします。併せて、平成21年4月17日開催の取締役会において、株主優待制度廃止について下記のとおり決議いたしましたのでお知らせいたします。
 
 
1.業績予想の修正
 
(1)    平成21年3月期通期(平成20年4月1日〜平成21年3月31日)の業績予想数値の修正
現在当社では、貸金業関連法の改正が来年6月までを目処に段階的に施行される中、消費者金融事業の再構築に取り組んでおりますが、昨年来の金融市場の混乱に端を発した景気悪化や雇用環境の悪化の影響もあり、利息返還請求と与信関連費用が高水準で推移し、債権ポートフォリオの改善による財務体質の強化が急務となっております。平成21年3月期決算におきましては、既に3月24日に発表させていただいたとおり、子会社3社(株式会社タンポート、サンライフ株式会社、株式会社セシールクレジットサービス)の売却ならびに営業貸付金債権の売却と店舗の再編による消費者金融事業の効率化を実施いたしましたが、今回これに加え、利息返還関連の引当金の積み増しや繰延税金資産の全額取り崩しならびに保守的に子会社株式の減損処理を実施することにより、財務体質を一層強化することといたしました。
これらに伴い、平成21年3月期の個別および連結決算の業績予想を以下のとおり修正させていただきます。
(連結)                                                                                                                                                        (単位:百万円)
 
営業収益
営業利益
経常利益
当期純利益
1株当たり
当期純利益
      (円)
前回発表予想(A)
(平成20年11月6日発表)
388,100
45,200
45,600
16,200
127.74
今回修正予想(B)
388,100
△69,000
△68,000
△127,000
△1,001.45
増減額(B−A)
△114,200
△113,600
△143,200
増減率(%)
前期実績
(平成20年3月期通期実績)
391,240
62,974
64,325
15,955
125.81
 
(個別)                                                                                                                                                        (単位:百万円)
 
営業収益
営業利益
経常利益
当期純利益
1株当たり
当期純利益
      (円)
前回発表予想(A)
(平成20年11月6日発表)
244,356
33,252
32,018
9,000
70.96
今回修正予想(B)
244,356
△57,000
△59,000
△130,000
△1,025.10
増減額(B−A)
△90,252
△91,018
△139,000
増減率(%)
前期実績
(平成20年3月期通期実績)
275,221
43,948
43,153
6,284
49.55
 
(2)    修正の理由 
(個別)
利息返還請求のキャッシュアウト金額は業績予想発表(平成20年11月6日)時の計画の638億円に対し24億円の上ぶれに留まる見込みですが、利息返還関連の引当金について今回の予想修正では、計画の期末時点の引当金残高2,635億円(キャッシュアウト分1,714億円、貸倒引当金として計上している元本相殺分921億円)に対し751億円の積み増しを実施し、期末時点の引当金残高を3,386億円(同2,143億円、1,243億円)とする予定です。また、期末時点の債権内容を保守的に精査し貸倒処理を行なうことにより、貸倒償却額が計画の1,079億円に対し174億円増加する見込みです。これに伴い、貸倒費用が490億円、利息返還費用が452億円それぞれ計画に対し増加する見込みです。
さらに株式市場の低迷に伴う退職給付費用の増加(同20億円)等により、営業費用全体では同約900億円増加する見込みです。この結果、570億円の営業損失、590億円の経常損失となる見通しです。
また、上述のとおり子会社3社の売却ならびに営業貸付金債権の売却による特別損失(合計で 189億円)の発生と、既に第3四半期決算で計上した保有する有価証券の減損処理に伴う特別損失(32億円)に加え、子会社株式の追加減損(30億円)や厳しい事業環境を踏まえた繰延税金資産の全額取り崩し(409億円。計画比222億円増)等を見込んでおり、1,300億円の当期純損失となる見通しです。
 (連結)
上記個別の通期業績数値の修正を主因として、690億円の営業損失、680億円の経常損失、 1,270億円の当期純損失となる見通しです。
尚、連結におきましては、個別に加えて売却した上述の子会社の利息返還損失関連の引当金を合計で218億円追加繰入したことにより営業費用が増加する見込みですが、当該子会社3社の売却価格の変更はないため、連結最終損益への影響はありません。
 
※上記業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、最終の業績は今後さまざまな要因により予想数値と異なる可能性があります。
 
 
2.配当予想の修正
 
(1)    平成21年3月期通期(平成20年4月1日〜平成21年3月31日)の配当予想数値の修正
                                                       
1株あたり配当金
(基準日)
第1
四半期末
第2
四半期末
第3
四半期末
期末
年間
前回予想
(平成20年11月6日発表)
20円00銭
20円00銭
40円00銭
今回修正予想
20円00銭
0円00銭
20円00銭
当期実績
20円00銭
 
 
前期実績
(平成20年3月期通期実績)
20円00銭
20円00銭
40円00銭
 
(2)             修正の理由
当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営目標として取り組んでおり、利益配分については、業績の状況や経営環境、将来の事業展開等を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当の実施を基本としております。
しかしながら上記の業績予想の修正のとおり、平成21年3月期は大幅な赤字決算を見込んでおり、今後の厳しい経営環境に対処していくため、平成21年3月期の期末配当金の予想について、まことに遺憾ではございますが無配とさせていただきます。
今後は、適正な利益配分を増加させるために全力で取り組んでまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。
 
 
3.株主優待制度の廃止
(1)    廃止の理由
当社は平成17年3月期より、株主優待制度として毎年3月31日現在で1単元(50株)以上の当社株式を保有する株主の皆様に対し「地域特産品ギフトカード」を贈呈してまいりました。しかしながら、上記記載のとおり平成21年3月期は大幅な赤字決算を見込むとともに、期末配当予想を無配へ修正しております。また、株主の皆様に対する公平な利益還元のあり方という観点から検討を重ねた結果、まことに遺憾ではございますが、株主優待制度を廃止させていただきます。
今後も引き続き、株主の皆様への利益還元を重要な経営課題と認識し、継続的かつ安定的な配当に向けて、業績向上に取り組んでまいりますので、深くお詫び申し上げるとともに、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
 
(2)            廃止の時期
平成21年3月31日現在の株主名簿に記載又は記録された1単元(50株)以上の当社株式を保有する株主の皆様に対して実施する株主優待券の贈呈(6月下旬頃郵送予定)を予定通り実施した上、廃止させていただきます。
 

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